ニーハオ
ちょっと長いですよ!
前回のブログで、僕の思想がバレるのを覚悟で各部門のランキングを発表しました。
理由は単純によく聞かれる質問ということもあるのですが、ひとつの提案をしたいと思って書きました。
例えばテレビは電源を入れるだけで、流れ続けます。そしてリモコンでチャンネルを変えるぐらいです。
しかし、本というのは、まあもちろん、本屋さんにあるもの。という範囲では限られてはいますが、基本的には自分の意思で選んで買います。
本好きの方はもう気づかれているかもしれませんが、そうです。僕はめちゃめちゃ偏っているのです。インターネットで検索するときも、やっぱり都合の良い情報しかインプットしようとしていません。
例えば、僕は村上春樹さんの本を手にとることはないでしょう。
本を買うたびに思います。しかしこの現象がすこし緩和された出来事があります。
それは、この仕事を始めたことです。
国語の教科書に載っている文章を読むと、なかなかおもしろいな。と気づいたのです。
徒然草、枕草子、ヘルマン・ヘッセ、福岡伸一、向田邦子
この仕事を始めて国語を担当していなかったらおそらく読んでいなかっただろうというラインナップです。
ヘルマン・ヘッセ、福岡伸一、ランクインはしなかったですが、めちゃめちゃおもしろいですよ。清少納言のいきさつを学ぶと泣けますよ。
僕は教えるという立場で半ば強制的に読むことになって上記の作品たちと出会うことができました。
なので、吉岡が言うのなら観てみようかな、読んでみようかな。これがひとつのきっかけになるといいなと思いまして、ランキングを発表しました。
さて、塾の世界では3月から新学年ということになります。
3月1日から新しい時間ですよ!(兼田先生から新しい授業日程のメールが届いていると思います)
というわけで、いちおう今日で僕の授業は一区切りです。(まだ校舎には来ますよ!)
僕は塾の先生の中でもなかなかいろんな校舎を回ったほうだと思います。
(まあ、年齢も若く、結婚してないですからね)
ちょっと思い出してみようと思います。
中筋本校(広島)→祇園校(広島)→庚午校(広島)→皆実町校(広島)→可部校(広島)
なんとこれ全部同時に掛け持ちです。業界用語?で掛け持ちで校舎を回ることをグロスと呼んでいました。
そして、原駅前校(愛知)→舞の里校(福岡)→原町校(福岡)→原駅前校(愛知)→貴船校(愛知)
よくよく考えてみるとこれが一番エグイですね。
この一連の流れにはなかなかのおもしろエピソード、信じられないエピソードがあります。
いろいろなお店、特に飲食店の平均寿命は2年ぐらいらしいですね。
この数値を見るとちょっぴり悲しくなります。確かに、お店というのはかなり早いスピードで移り変わっていきます。
僕の母親もから揚げさん屋でパートをして(それが通学路に面して、からかわれ、恥ずかしかったりもしましたが)いたのですが、たぶん、3か月ももたなかったんじゃないですかね。どういう勝算があったのでしょうか?
いろんな校舎をまわった=いろんな塾長の元で働いた。ということになります。
やはりいろいろな方がいらっしゃいました。しかし、その人たちはまだ塾の先生をやっているかは定かではありません。もう違うお仕事に就いたという話を聞いたりします。
バリバリ塾の先生として働いていた方も違う業界に行かれたという話を聞くと、とっても切なくなります。
こんなことを書いても、僕より何倍も厳しい環境で働き、人生経験が豊富な保護者の方々からしたら、取るに足らない話でしょう。
それなのに皆様、僕みたいな無礼者の話を真剣に聞いてくださって本当に感謝しています。
皆様と話すことで、唯一社会とつながることができたような気がしてとても嬉しかったです。
万物の天才と呼ばれたレオナルドダヴィンチという男がいました。圧倒的天才ですよ。
ただ、レオナルドはうろ覚えですが、こんな言葉を言ったそうです。(ネットで検索しても出てきませんでした)
「私はどんな人間からも学ばなかったことはない!」
レオナルドほど頭が良い人でも、どんな人間も決して見下すことなく、学ぶ姿勢を貫いたそうです。
レオナルドがそんなことを本当に言ったのか、言わなかったのかは分かりませんが、参考にしようと思った言葉です。
前にブログに書いたことがありましたが、やっぱりあんまりおもしろいことがないので、僕と話すときくらいはおもしろいと思ってもらえるような生き方をしていきたいと思っています。
次回へ続く
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