ニーハオ!!あおい学院小牧北校塾長の吉岡です。
もうなんか夏ですね。暑いです。
ただ、僕は瀬戸内の温暖な気候出身なので、寒さには耐えられませんが、暑さには割と強いのです。
夏といえば、お祭りですね。お祭りというお祭りには、そいいえば大学2年生ぐらいから一切行っていません。
お祭りの空気というか、匂いみたいなものがあるじゃないですか。僕はそれがたまらなく好きなんです。
ただ、町内の祭りにしても、花火大会にしても、体育祭にしても、文化祭にしても、やっぱりその準備の期間、あと3日で祭りじゃあ!ぐらいの時が一番楽しいですよね。旅行もそうです。
祭りの当日何をするかというと、いつものメンバーで集まって、いつもの話をして、当たりもしないし、別に欲しくもないクジをやって、クラスの意外な人がちゃんと祭りに来ていて、少し驚く。そんな感じじゃないですかね。まあ、でも嫌いじゃありません。
「当日はそうでもない。恋い焦がれてる時間が愛おしいんだ」これは割と昔からあるテーマであると思います。
まあ、代表的なのは芥川龍之介の『芋粥』、三島由紀夫の『金閣寺』。僕は特に芥川の『芋粥』が大好きです。
薄汚い、さえない男が主人公で「芋粥を飽きるほど食べる」というのが唯一の夢で、ひょんなことから、芋粥を本当にお腹一杯食べられることに。
しかし、夢があと少しで叶うというその前日から、ずーと夢であったことが、明日叶ってしまうと思うと、「本当にこれでいいのか」と考えこんでしまい、食べる気が失せてしまうというお話です。(まあ、結局少しは食べますがね、おいしいと思えないのです。基本、芥川作品の主人公の性格は変わっています)
ただ、最後の締めに興味深い、芥川の考えが記されています。
(人にバカにされ、子供にもバカにされ)憐むべき、孤独な彼である。しかし、同時に又、芋粥に飽きたいという欲望を、ただ一人大事に守っていた、幸福な彼である。
芥川はこの主人公のことを幸福と言っています。
やっぱり、夢中になれることがあるのは良いことだし、それは人に指図されて決められることではないですよね。僕もこの主人公はとても幸せ者だと思います。
ジャニーズ、AKB含め、アイドルの追っかけをやってるオタクたちも羨ましい。
(ぼくは音楽番組などでちょこっと映るファンのうっとりしてる顔が好きなのです。なぜか僕が泣きそうになります。)
鉄道好きの鉄ちゃんも羨ましい。目がマジだもん。いいな~と思います。きっと楽しいと思います。
あと、ビートたけしさんは似たようなことで、
「アルツハイマーになったら困るのは周りだろ?オイラは全然困らない」と言っていました。確かに、アルツハイマーになった人は、その限られた記憶がその人の記憶ですからね。
健康な人も限られた記憶の中でしか生きていませんもんね。
まあ、どんな人もバカにはできませんよね。
じゃあの。
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